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男達よ、やっぱりステーキを喰え!

ステーキの島、沖縄

大阪出身の筆者が、沖縄に移住してきて受けた数々のカルチャーショックの中でも、特に衝撃だったのはお酒の締めにステーキという文化である。しこたま飲んだ後には、やっぱりラーメンというのが常識であった筆者にとって、あの鉄板の上でジュウジュウ湯気を上げる分厚いステーキにかぶりつく沖縄での同僚の姿に、驚きとともにずいぶんと胸を焼いたものだが、習慣とは恐ろしいもので、近頃では酒場からの帰り道に限らず、週に一度はあの肉汁が灼ける香りが恋しくなる。
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さて沖縄では、戦後のアメリカ統治時代の影響により欧米の食文化が否応なく入り込み、伝統の健康食材に加え、しっかりと肉食文化が根付いている。なんと沖縄県内には150軒を超えるステーキハウスが存在しているんだとか!しかも人口10万人あたりのステーキハウスの軒数でも、沖縄が堂々の第1位に輝いているとのこと。というわけで、沖縄県民の食生活にすっかり根付いているステーキ文化は、もはや飽和状態にあるのではないかと思っていたところに颯爽と参入してきたのが、今回紹介する「やっぱりステーキ」グループである。皆さんも可愛いダンスヴォーカルユニットが激しく踊って歌うTVCMをすでにご覧になったことがあるだろう。

 

やっぱりグループのTVCMはコチラ↓

本土から進出してきた「いきなりステーキ」と混同されがちであるが、“いきなり・・・”にはどこか給料日でもないのに、いきなりステーキはちょっと贅沢かなぁ的な背徳めいたものを感じるが、“やっぱり・・・”には、でもやっぱりステーキ喰っちゃおう!という県民らしいおおらかさというかテーゲーさを感じるではないか(笑)。

 

自分が食べたかったものをやる
そんな話題沸騰中のやっぱりグループオーナー、義元大蔵氏にお話を伺った。
「沖縄にはすでにたくさんのステーキハウスがあるんですが、どこもサーロインが基本で薄くカットされたものが主流ですよね。でもアメリカに滞在経験のある僕にとってのステーキとは、そうじゃなくて、こういった分厚い固まり肉がステーキなんです。だからこの店を始めたきっかけは、そんな自分が食べたいステーキが無いんなら自分でやっちゃえというのが理由なんです。」
やっぱりグループは、ステーキをはじめる前に沖縄そば屋をオープンさせているのだが、それもオーナー自らが旨いと感じる、そば屋がなかなか無かったからというのが理由だそうである。こういったシンプルであるが至極真っ当な発想から生まれた次の一手がステーキだったのだ。

 

富士山溶岩石プレートで出てくる肉汁したたる超レアのステーキimg_9416
やっぱりステーキの最大の特徴は、まずその肉の分厚さと富士山溶岩石プレートに乗って、超レアの状態でテーブルに供されることだろう。一般的なステーキハウスでは注文の際、レア、ミディアム、ウェルダンと焼き加減を聞かれるのが定番であるが、やっぱりステーキにはその“儀式”は存在しない。一律、超レアの状態で出された固まり肉を、あとはアツアツに焼けた溶岩石プレートの上で、お客様の好みの加減に焼きながら食すというスタイルである。富士山溶岩石プレートは鉄に比べても極めて熱保存力が高く、いつまでも冷めずに最後まで、好きな焼き加減で食べられる。良い肉を提供するが、食べ方(焼き方)はお客様が一番美味しいと思う食べ方でどうぞという訳だ。これはお客様ファーストであるばかりではなく、経営コスト上もメリットを生むという副産物を生み出す。コストについては後述するが、もうひとつ、他のステーキハウスでは見られない特徴が、各テーブル脇にずらりと並んだ調味料類だ。定番のA1ソースはもちろん、フランスから取り寄せたという岩塩、粗挽き胡椒、醤油、特製オニオンソース、タバスコ、刻みニンニク、さらにはわさびまで!これもまた、お客様が一番美味しいと思う食べ方で食べていただきたいというお客様ファーストの無料サービスである。

 

 

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圧倒的コストパフォーマンスはどうやって実現?
しかも肉200gに加え、ライス、サラダ、スープ食べ放題までついて、なんと1,000円という低価格!老舗のジャッキーステーキハウスや88グループなど、今や2,000円前後の価格帯の中で、この驚きのコストパフォーマンスをどうやって実現しているのだろうか。まさか相当悪い肉や成形肉を使っているのではあるまいか。
「はは、まさか冗談はやめてください。まず肉はアメリカ産のものを独自のルートで月20トン!程度まとめて仕入れることで原価を抑えています。そして余分な油とか筋を特殊な薬品で溶かして下処理の手間を省いている店もあるようですが、当店では全て手作業で行っています。筋なども適度に残っている方が、肉本来の食感も楽しめて美味しくいただけるはずです。」きっぱりと答える口調には自信が漲っている。確かにやっぱりステーキの肉はパサつかずジューシーでいながら、しっかりとした歯ごたえもある。

 

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お客様ファーストへのこだわり
「また、豪快に分厚く切って、焼き加減もレアのみということで、熟練の職人を雇わなくとも、ある程度のトレーニングで、厨房スタッフの戦力に加えられる。つまり人件費や教育コストが抑えられるという訳です。またライス、スープ、サラダのおかわり自由も、たくさん食べる方もいれば、今流行りの糖質制限とかで、ご飯は食べないという人もおり、逆にロスが少なくなるというメリットのほうが大きいんです。あと、女性客が多いのですが、他の客の前でおかわりというのを恥ずかしがる方もいらっしゃるので、これもお客様本意に繋がってるんじゃないかな、と。」
なるほど、単にお客様を喜ばせようと過剰なサービスで経営を圧迫するどころか、むしろそのひとつひとつにコストダウンの仕掛けがあったのだ。

 

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快進撃の先に見据えるものは
昨年第1号店をオープンして以来、わずか1年あまりで、あれよあれよと4号店まで拡大してきたやっぱりステーキであるが、今後の展開はどう考えているのだろう。
「年内に、あと数店舗を出す予定で、今日も候補の物件を見てきたところですが、実は今、県外からも引き合いの手が挙がっていまして・・・。」
それはつまり県外進出ということだろうか。
「はい、まずは県内に直営店を最低10店舗程度はオープンしたうえで、県外でのフランチャイズ展開も視野に入れています。また海外、特に韓国、中国向けにSNSを活用したPR戦略もすでに展開しており、この店舗にも外国人の方が多くいらっしゃってます。」
なんということであろう。沖縄には県外、海外からフランチャイズの飲食チェーンが多く進出してきており、今や東京大阪などと同じく、大抵のものが沖縄でも手軽に食べられる時代になっているが、逆に沖縄発のフランチャイズチェーンが、県外や海外を席巻する可能性がここにあろうとは。なんとも胸躍る、武者震いしそうなことではないか。

 

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「ま、焦らず、ひとつひとつですけど、大きな可能性は感じています。」
それはそうだろう。なんたって沖縄は日本一のステーキ県なのだから。
笑いながら話す義元社長の視線の先には沖縄から、日本どころか世界を見据えた大きな大きな夢があるようだ。これは応援せざるを得ないだろう。
読者の男性の皆様、草食系男子なんて言われてニヤけてる場合ではない。ガッツリ肉を喰って共に世界を目指そうではないか!

 

やっぱりステーキ カクテルプラザ店            TEL:080-6484-3888
やっぱりステーキ2nd 松山店                TEL:098-988-3344
やっぱりすてーき3rd 国際通りがじゅまる店  TEL:098-917-0298
やっぱりステーキ4th 国際通り店             TEL:098-867-2929
やっぱり食べほ(食べ飲み放題、時間無制限)  TEL:098-988-1235
沖縄そばの店 そばよし            TEL:070-6595-3388

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